中古艇（中古ボート）
高額な買い物をする場合、新品に拘らなくても中古品という手があります。
マンションや自動車など大金を支払って購入することになる買い物をする場合は、 新品を無理して買わなくとも中古品で我慢する、という選択肢もあります。 中古艇なんかもそうなのですが、ボートやヨット、水上バイクを新品で購入しようと したら何百万円もするので、普通の人にはとても大きな金銭的負担になります。 初めてのボートなら操縦に不慣れでぶつけてしまうかもしれませんし、数百万円で 買ったばかりのボートをいきなりぶつけて凹ませてしまったら、精神的にも相当 へこむことになるでしょう。 そういったことを踏まえ、全てのケースで常に新品を購入するというのはベストな 選択ではないのです。 どうしても新品が欲しい、自分が初めての所有者になりたい、という場合もあるで しょうが中古品をいう選択肢があることを忘れないほうがよいのです。 中古車にしろ中古艇にしろ所有するなら新品の方が気分はいいのですが、高額な アイテムになるほど負担も大きくなるのです。 事故にあうリスクなどそれを失う想定外の事態も考えて、中古品を購入するというのは 場合によっては妥当な選択にもなるのです。 ボートのような高額なアイテムを購入する場合、中古艇の魅力は何と言ってもその価格 の割安感でしょう。 新品で購入する場合に比べて、同程度の予算でもかなり上級のモデルまでが購入候補 にすることが可能になります。 また中古艇とはそれまで誰かが使っていたということですので、既にオプション類や 艤装品が実用可能なレベルで装備されているという期待もできます。 欲しいかな、と誰もが考えるようなオプション装備は中古艇になら既に装着されている 場合も多いので、その後の出費を抑えられるかもしれないということです。 そしてなにより新品ではないので、免許取得直後のまだまだ若葉マークの時期で 操船に不安があるような人でも、比較的気軽に乗れると考えることもできます。 免許を取ったばかりで新品のボートを購入しても、上手に操縦できるのか、ぶつけて しまわないか、うっかり傷つけてしまわないかと心配事も多くあるのですが、 中古艇ならば最初は練習で、と思うこともできます。 このように新品よりも安く手に入れることができる中古艇ですが、全てが良いこと だらけではありません。 それまで他の人に使われていてすでに新品の状態から数年経過していることも当然 考えられますので、海という過酷な環境で使われてきた中古ボートは、新品のボート に比べるとやはり耐久力が落ちていると考えられます。 経年による劣化は確実にあり、こればかりは新品にはかないません。 いくら状態が良く見えても劣化は進行しているものです。 そしてその劣化の進行具合は前オーナーの使い方やメンテナンス履歴次第で、 何年使われているからこの位劣化しているだろう、と一概に言えるものではなく、 各ボートによって大きな差が生まれることも中古艇の特徴です。 中古艇のお買い得品は年数のわりに安いか、で決まるわけではなく、実物の状態が 良いボートであるか、良い状態で使われてきたかどうか、現在も良い状態であるか、 そのあたりを見極めなければ本当の意味でお買い得の中古艇を手に入れることは できないでしょう。